2月16日、Googleが、Gemini 1.5モデルをGoogle AI Studioのプライベートプレビューで発表した。この新しいモデルは、Mixture-of-Experts（MoE）アプローチを採用しており、迅速で高品質な応答を実現する。

先週、GoogleはGemini 1.0 UltraをGemini Advancedでリリースした。Gemini 1.0 UltraモデルはGemini APIを介してアクセス可能であり、Google AI Studio上で開発者とパートナーに展開されている。

そして、今回発表された Gemini 1.5モデル は、新しいMoEアプローチを採用しており、リクエストを複数の小さな"エキスパート"ニューラルネットワークにルーティングし、迅速で高品質な返答を実現する。開発者はGemini 1.5 Proのプライベートプレビューにサインアップできる。

Gemini 1.5 Proは、大規模な言語モデルのための最大コンテキストウィンドウを100万トークンに拡張した。この大きなコンテキストウィンドウにより、以下のようなユースケースに対応できるようになった。

1. 複数のファイルをアップロードして質問することが可能

開発者はGoogle AI StudioでPDFなどの複数のファイルをアップロードし、質問する機能が追加された。大きなコンテキストウィンドウにより、モデルはより多くの情報を取り込むことができ、出力はより一貫性に優れたものとなる。

2. ソースコードリポジトリ全体を理解する

大きなコンテキストウィンドウにより、コードベース全体の深い分析が可能になり、Geminiモデルがコードの複雑な関係、パターン、理解を把握できるようになった。開発者はコンピューターからアップロードするか、またはGoogle Driveを経由して、コードリポジトリ全体をアップロードすることができる。

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