ハッカー集団が政府ネットワークに侵入、シスコ機器の脆弱性標的

ハッカー集団が政府ネットワークに侵入、シスコ機器の脆弱性標的
 4月25日、米ネットワーク機器大手シスコシステムズは、ハッカー集団が同社のデジタルセキュリティー機器の一部を破壊し、世界各地の政府ネットワークに侵入したと発表した。写真はシスコの看板。米カリフォルニア州サンノゼで2022年8月撮影(2024 ロイター/Paresh Dave)
[ワシントン 24日 ロイター] - 米ネットワーク機器大手シスコシステムズ(CSCO.O), opens new tabは24日、ハッカー集団が同社のデジタルセキュリティー機器の一部を破壊し、世界各地の政府ネットワークに侵入したと発表した。
同社の「Adaptive Security Appliance」にこれまで知られていなかった脆弱性があり、「UAT4356」と呼ばれるハッカー集団の標的にされたという。
同集団については「国家に支援される洗練された活動体」と表現。この脆弱性には修正が施されたという。
同社は今年これまでにネットワーク侵入が確認されたとするにとどめ、詳細は明らかにしなかった。
ブログで、UAT4356がマイクロソフト(MSFT.O), opens new tabやその他ベンダーのネットワーク機器に関心を持ち、「潜在的に攻撃している」証拠を確認したと警告。マイクロソフトからは今のところコメントを得られていない。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

トムソン・ロイター

Reporter covering cybersecurity, surveillance, and disinformation for Reuters. Work has included investigations into state-sponsored espionage, deepfake-driven propaganda, and mercenary hacking.