ザッカーバーグが大量のGPUを確保したのは、生成AIのためではなかった

マーク・ザッカーバーグ

マーク・ザッカーバーグ。

Brendan Smialowski/Getty Images

  • メタがGPUを大量に入手したのは、生成AIツールを作るためではなく、アルゴリズムを変更するためだった。
  • マーク・ザッカーバーグCEOは念のため、メタが必要とするGPUの2倍を購入することにした。
  • 「まだ見えない何かが差し迫ってきているという考えを、我々は基本原則としている」

メタ(Meta)のCEO兼共同創業者であるマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)は、2022年に大量のGPUを集め始めたが、それは生成AIに関連したものではなかった。むしろ、その頃まだメタバースに注力していたメタは、GPU(主にエヌビディア製)がランキングコンテンツ(検索結果上位に表示されるコンテンツ)や、リール(Reels)、インスタグラム(Instagram)、フェイスブック(Facebook)のアルゴリズムシステムの大きな変更に使われると考えていた。

このアルゴリズムは、ユーザーのフォローに基づくものから、「関連性のないコンテンツ」(ユーザーがアプリ全体を通して接触したコンテンツ)に基づくものを表示するシステムに変わった。これはティックトック(TikTok)によって有名になったアルゴリズムのスタイルで、一時期はメタのアプリよりも速く成長していた。

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