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Android 15のベータ版が登場、「日本語テキストの改行位置を整える機能」「アプリを部分的にアンインストールして容量を確保する機能」など


GoogleがAndroid 15のベータ版を公開しました。公開されたベータ版には「日本語テキストの改行位置を整えて読みやすくする機能」「アプリの表示領域を拡大する機能」「アプリを部分的にアンインストールして容量を確保する機能」などが含まれています。

Android 15  |  Android Developers
https://developer.android.com/about/versions/15

Android Developers Blog: The First Beta of Android 15
https://android-developers.googleblog.com/2024/04/the-first-beta-of-android-15.html

◆日本語テキストの改行位置を整える
Androidアプリの開発者は「JUSTIFICATION_MODE_INTER_WORD」という定数を用いることでテキストの改行位置を整えることができました。しかし、JUSTIFICATION_MODE_INTER_WORDは英語などの空白で単語を区切るを言語の場合はうまく機能するものの、日本語や中国語などの単語の区切りに空白を使わない言語では「画面右端に不自然な空白が生じる」という問題がありました。


Android 15では新たに「JUSTIFICATION_MODE_INTER_CHARACTER」という定数が追加され、日本語や中国語でも自然な改行を実現できるようになりました。


◆アプリの表示領域が拡大
従来のAndroidでは「Window.setDecorFitsSystemWindows(false)」「enableEdgeToEdge()」を用いることでアプリの表示領域を画面端まで拡大することができました。Android 15では設定不要で画面端まで表示されるようになります。


◆アプリの部分的アンインストールに対応
2023年に、使用頻度の低いアプリを個人データを残しつつ部分的にアンインストールする「自動アーカイブ」機能がGoogle Playへ追加されました。Android 15では自動アーカイブがOSレベルでサポートされます。


Android 15のベータ版には、他にも「NFCを用いた支払い機能の信頼性向上」「点字ディスプレイのサポート改善」「公開鍵の管理機能改善」といった変更が盛り込まれています。

Android 15のベータ版はPixel 5a以降のPixelシリーズを対象に公開されており、以下のリンク先でベータプログラムに参加できます。

Android ベータ プログラム
https://www.google.com/android/beta


なお、Android 15のベータ版は今後1カ月ごとにアップデートされる予定で、2024年6月公開予定のベータ版3で安定版に到達する見込みです。

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in モバイル,   ソフトウェア, Posted by log1o_hf

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