Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

PHPにセキュリティアップデート - 脆弱性3件を修正

PHPの開発チームは、セキュリティアップデートとなる「PHP 8.2.3」「同8.1.16」「同8.0.28」をリリースした。

具体的には、3件の脆弱性が判明し、修正したもの。具体的には、パスワードがハッシュ値にマッチするか検証する関数において脆弱性「CVE-2023-0567」が明らかとなった。ソルト部分に不正な形式を含むハッシュ値に対し、つねに「真」を返すおそれがある。

またサーバAPIモジュールには、マルチパートボディにおける解析でCPUリソースを大量に消費し、処理の遅延、サービス拒否に陥るおそれがある「CVE-2023-0662」が存在。同脆弱性は「POSTリクエストボディ」を受け入れるすべてのサイトに影響するという。

さらに配列でオーバーランが生じ、スタックメモリの上書きが可能となる脆弱性「CVE-2023-0568」が判明した。

開発チームでは、これら脆弱性を解消した「PHP 8.2.3」「同8.1.16」「同8.0.28」を公開。各系統の利用者に対し、最新版へ更新するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/02/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Fortinetの「FortiOS」に複数脆弱性 - 重要度は「中」
中学校生徒の個人情報含む修学旅行のしおりを紛失 - 仙台市
子育て支援センターの登録者カードが所在不明 - 新潟市
案内メール誤送信で会員のメアド流出 - 生活クラブ生協
「MS Edge」がゼロデイ脆弱性を解消 - 前版ベースに急遽対応
「Dropbox Sign」の侵害、登録セキスペ向け演習の受講者にも影響
外部アプリより利用する「OpenSSL」の一部関数にDoS脆弱性
ゲームイベントサイトに攻撃、出展者の掲載画像が消失
アンティーク雑貨通販サイトに不正アクセス - ジョイフル本田
ランサムウェア「Black Basta」に注意 - 500超の組織で被害、医療機関も