ハードウェア

Apple公式下取りに約670万円で購入した3年前のMac Proを出すと査定額が98%減の約12万4000円になったという報告


Appleが2019年12月に発売したMacデバイスの最上位モデルである「Mac Pro」を5万2199ドル(約670万円)で購入したジャーナリストのデビッド・イメル氏がAppleの公式下取りプログラム「Apple Trade In」に出したところ、98%減の970ドル(約12万4000円)で買取が行われたと報告しています。

Just tried pricing out our $52,199 Mac Pro's at the office for trade in, which you can still buy from Apple, $52,199.

What else has dropped 50x in value in 3 years.. besides crypto? pic.twitter.com/pRESBQBoT4

— David ImeI (@DurvidImel)


Apple offers $970 in trade-in value for $52,199 Mac Pro | Hacker News
https://news.ycombinator.com/item?id=34418425

Appleが2019年に発売したMac Proは最大28コアIntel Xeonプロセッサを搭載し、メモリは1.5TBまで増設可能ないわゆる「モンスターPC」で、発表当時の価格は5999ドル(約77万円)からでした。

28コアIntel Xeonプロセッサ&最大1.5TBメモリ搭載可能なモンスター機「Mac Pro」が発表 - GIGAZINE


そんなMac Proを当時5万2199ドル(約670万円)で購入したイメル氏は、2023年1月18日時点でも元の価格と同じ5万2199ドル(約670万円)で購入可能だったことを確認しています。

イメル氏のツイートに対して、あるユーザーは「最大の下取り価格もひどい価格です」と述べ、Mac Proの最大下取り価格が1250ドル(約16万円)であることを示しています。なお、日本のApple Storeでの最大下取り価格は10万3000円でした。

yeah… that’s pretty awful, even with their “up to” price pic.twitter.com/lwUnlYreoM

— funny tweeter on  (@AWMLGaming)


イメル氏は「仮想通貨以外で3年間で価値が50分の1に下落したものはありますか」と疑問の声を上げ、「約5万ドルのMac Proを基本構成のiPhone 14 Proと交換することすらできません」と皮肉めいたツイートを残しています。

You can't trade in a $50,000 Mac Pro for a base iPhone 14 Pro.

— David ImeI (@DurvidImel)


この情報を取り上げたソーシャルニュースサイト・Hacker Newsのスレッドには「Appleの下取り価格は、基本構成に合わせて設定される傾向にあります。カスタマイズオプションを複数選択した場合、PCの価格と下取り価格の上限の差が急激に開くことになります」という書き込みが寄せられていました。

また「PCのカスタマイズは基本的に下取りの際に無視されます。下取りを使用してPCを頻繁にアップグレードすることを検討している場合は、購入の際にできる限りBTOオプションを避け、基本構成を選択してください」との書き込みも寄せられていました。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
Appleが公式ストア上でのMacの下取りプログラムをスタート - GIGAZINE

新品同様で定価より安価に購入できる「リファービッシュ品」のスマホは買うべきなのか? - GIGAZINE

世界の中古スマホ出荷数が2026年には4億台超となる見込み、世界の景気悪化で中古品・再生品市場が活発化 - GIGAZINE

約3500億円をスマホの下取り&乗り換えプログラムで消費者が稼いだというレポートが公開、iPhoneとAndroidの下取り価格には大きな開き - GIGAZINE

in ハードウェア, Posted by log1r_ut

You can read the machine translated English article here.