徳島発の移動スーパー、ローテクの高齢者支え拡大 国がハイテク起業促すなか

徳島発の移動スーパー、ローテクの高齢者支え拡大 国がハイテク起業促すなか

小型トラックによる移動販売で高齢者の買い物を支援する、徳島発のベンチャー企業「とくし丸」が、着実に業績を伸ばしている。

創業した10年前はたった2台だった販売トラックは、今年1000台を突破した。事業は日本全国に拡大し、年間売上高は200億円に到達した。

利用者の9割は80代以上。特に買い物が不便な地域で、高齢者の命をつなぐ存在となっている。

注文は口頭で運転手が受けており、日本政府が成長と起業を促そうと躍起になっているハイテク分野とは縁遠いようにも思える。

しかし、アプリの採用を検討するなど、デジタル革命の波は押し寄せている。

BBCの大井真理子記者が徳島で取材した。