Bun is a fast all-in-one JavaScript runtime - 高速な”オールインワン”のJavaScriptランタイムを謳う「Bun」のベータ版(v0.1.0)があるイタリアの開発者によって7月初旬に公開され、キャッチフレーズ通りのパフォーマンスの高さに多くの開発者の興味を引いています。

• BunのWebサイト
• GitHub
• Node.jsを過去の物にする最速の肉まん - Qiita記事

サイトによれば、Bunは以下の3つにフォーカスしてデザインされたJavaScriptランタイムだとされています。

• 起動が速い
• JavaScriptCoreを拡張したエンジン(Zigで書かれている)による新しいレベルの高速性
• すぐれたツール類(バンドラ、トランスパイラ、パッケージマネージャ)

そのほかにも、fetchやWebSocket、ReadableStreamなどのWeb APIをあらかじめビルトイン、npm互換のパッケージマネージャなどさまざまな特徴がありますが、なんといっても注目されているのはその高速性です。サイトに掲載されているベンチマークによれば、たとえばReactのサーバサイドレンダリング(SSR)で、Node.jsやDenoの約3倍に相当するパフォーマンスを叩き出しており、新たな高速ランタイムの登場ということで、世界中の開発者が注目しつつあります。すでにBunをより使いやすくするためのフレームワークなども登場しており、パフォーマンスとともに、エコシステムの拡大という面でも今後が期待されそうです。