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万葉は Hotwire を推していきます!

こんにちは、万葉で CEO & CTO をしている田中洸一です。

Rails 7 から標準になった Hotwire を、万葉では全社をあげて推していく事にしました!

この記事では、その事について詳しく書こうと思います。

モチベーション

昨今、React や Vue.js をはじめとするフロントエンド技術が目覚ましく発展しています。新しい技術の盛り上がりは楽しく、喜ばしいことです。

しかしながら、ここ最近では、少しリッチな Web アプリケーションを作成しようと思うと、フロントエンドとバックエンドの2部隊が必要になることも多くなってきました。こうなると開発自体のコストや、その後の保守・運用のコストも多くかかりますし、関わる人が多くなるとコミュニケーションコストなども増えることになります。

「この中間くらい、程よくコストをかけて、ちょっとリッチな Web アプリケーションをつくる、そういう手段があっても良いのではないだろうか…」私はそう考えていました。

2021年が終わりに向かい始めたころ、Hotwire のニュースが耳に入ってきました。「これがその答えになる!」、そう思いました。

Hotwire は、開発者目線から見れば Rails の延長線上で開発することができ、アプリケーションの利用者からはある程度モダンでリッチな体験ができる、そんなソリューションです。

万葉では創業以来、Ruby on Rails に特化して開発支援をしてきました。この Rails の経験・知見の延長線上で、お客様にさらに新しい選択肢・価値を提供できる。そう確信し、全社をあげて Hotwire を推していこうと決めました。

Hotwire を活用していく

万葉では、お客様のニーズに合う場合は積極的に Hotwire の採用を提案させていただくようにします。Hotwire を活用すれば、SPA 風のアプリケーションを、Rails(+Hotwire)の1部隊だけで開発、維持することができます。これは、上述のとおり、技術者の確保や、コストパフォーマンスにおいて有利だと考えています。

情報発信の取り組み

Hotwire を盛り上げて行くために、現状で不足気味なのが情報だと考えています。

マネージャーから見れば、この技術を採用して本当に自分たちの欲しいものが作れるのか、実際にコスト感がどれくらい違うのか、そういったことが気になることでしょう。

一方、開発者は、Hotwire で開発体験がどう変わるのか、Hotwire は何に向いていて何が不向きなのか、などが気になると思います。

こうした情報に、手軽にアクセスできることが重要だと思います。日本人にとっては、日本語の情報が入手できるという点も大切でしょう。

これらを踏まえて、万葉で Hotwire の活用のための情報を日本語で発信したり、関連する英語ドキュメントの日本語翻訳を進めて行きたいと考えています。そういう活動が、Hotwire を採用する企業・サービスが増えることにつながればと思っています。

もちろん、この活動によって得られた知見をコミュニティに還元するために、本家へのコントリビュートや勉強会・カンファレンスでの発表にもトライしていきたい、と考えています。

そしてこの活動を推進すべく、万葉では、 Hotwire Lab という社内チームを立ち上げました。Hotwire Labでは、Hotwire について研究をし、情報を発信するための活動を行っています。

まとめ

万葉では Hotwire を推していく事に決め、今後は、Hotwire を開発案件で活用するとともに、研究・情報発信を行っていきます。

Hotwire を活用した開発に興味のあるお客様は、ぜひホームページよりお問い合わせください。
https://everyleaf.com/contact-about-dev

また、エンジニアも常時募集しています。Hotwire に興味がある方のご応募、お待ちしております!
https://everyleaf.com/we-are-hiring

皆様、改めてよろしくお願いいたします。