サイバートラスト、「MIRACLE LINUX」新版リリース--OSライセンスを無償化

ZDNET Japan Staff

2021-09-16 16:00

 サイバートラストは9月16日、Linuxディストリビューションの最新版「MIRACLE LINUX 8.4」を10月4日にリリースするともに、同日からMIRACLE LINUXのOSライセンスを無償で公開すると発表した。

 MIRACLE LINUX 8.4は、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)8.4をベースに開発され、CentOS 8とバイナリ互換を維持されている。CentOSについては、CentOSプロジェクトが今後、最新版のRHELを先行する「CentOS Stream」に比重を置く方針を示しており、安定・長期利用に対する懸念がユーザーの間で示されている。

 サイバートラストは国産のLinuxディストリビューションを20年以上手がけ、さまざまな分野、用途でメンテナンスやサポートも提供していると説明。MIRACLE LINUX 8.4では、CentOS 8から移行するためのツールを利用して、CentOS 8ユーザーがOSを再インストールしたり最新版にアップデートしたりすることなく、スムーズにMIRACLE LINUXへ移行できるとしている。

 希望する企業ユーザーには有償サポートサービスも提供するとし、障害解析や技術問い合せ、移行対応などの標準メニューと、大規模環境のサポートなど個別メニューを用意しているとする。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

マイナンバーカードの利用状況を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]