9月14日(現地時間)、JavaScript/TypeScript用ランタイム「Deno」のバージョン1.14がリリースされた。
今回のリリースでは、Web Crypto APIやURLPatternの導入。URL解析やstd/httpモジュールのパフォーマンス改善。Deno公式のVSCode拡張機能のアップデートなどが含まれる。
スクリーンショット: Deno 1.14 Release Notes
そのほかにも、ユーザー待望のdeno lintとdeno fmtが使用するオプションを調整できるようになった。
とはいえ、ほとんどのチームやプロジェクトでうまく機能するとして、デフォルトの使用をお勧めしている。
また、TypeScriptの最新の安定版4.4と、V8の新しいバージョン9.4が搭載されている。
TypeScriptの新機能については、TypeScript 4.4のブログを参照。
V8については、V8 9.4のリリースノートを参照。またstatic初期化ブロックの説明は、V8ブログに掲載されている。
すでにDenoがインストールされている場合は、以下の手順で1.14にアップグレードすることができる。
deno upgrade
初めてDenoをインストールする場合は、以下のいずれかでインストールができる。
# Shell (macOS/Linux):
curl -fsSL https://deno.land/x/install/install.sh | sh
# PowerShell (Windows):
iwr https://deno.land/x/install/install.ps1 -useb | iex
# Homebrew (macOS):
brew install deno
# Scoop (Windows):
scoop install deno
# Chocolatey (Windows):
choco install deno