9月14日、Ars Technicaに「サーバーサイドプログラミング言語の中で、PHPは圧倒的なリードを維持している」が公開された。
この記事では、W3Techsのウェブサーバ調査の結果を紹介している。
PHP maintains an enormous lead in server-side programming languages | Ars Technica
スクリーンショット: W3Techs
W3Techsのウェブサーバ調査では、Alexaのトップ1000万リストに掲載されているサイトで使用されている技術を調査している。
上位のサイトのみを対象としていて、これはドメインパーキングサービスやスパマーによるデータの偏りを防ぐためである。
スクリーンショット: W3Techs
W3Techsが発表したレポートによると、由緒あるWebプログラミング言語である「PHP」は、しばしば不満の種となっているが圧倒的なリードを維持している。
さらに明らかになったことは、PHPを除いてこれまでに10%のシェアを獲得したサーバーサイド言語は「ASP.NET」1つしかないということだ。
ASP.NETは、2010年には24.4%という驚異的なシェアを誇っていたが、1月には9.3%、今月は8.3%にまで落ち込んでいる。
ほかには、「Ruby」が今月5.2%となり、継続的な成長を見せている。
これは、Ruby on Railsに慣れ親しんでいる方には衝撃的なことかもしれない。
人気が低下しているというデータがあるからだ。
また、ASP.NETの衰退は、PHPや他のどの言語にも大きな影響を与えていない。
これについて、著者のJim Salterは「消えた」ASP.NETサイトのほとんどは、すでにPHPを含んでいたと推測している。
「その結果、1つのサイトがW3Techsの結果に2回カウントされることになるが、ASP.NETサービスが衰退していく中で、他の言語への影響はほとんどなかったのだろう」
W3Techsの結果を見ると、PHPを心配するような明確な競合相手はいないようだ。