9月2日にAWS Storage Dayが開催された。
クレジット: SiliconANGLE
いくつか発表はあるが、その中でAmazon FSx for ONTAPは大きなニュースだ。
AWSとNetAppは、NetAppのフルスタックをAWSに移植するソリューションを開発し、フルマネージドサービスとして提供する。
これにより顧客は、データ削減、スナップ、クローン、マルチプロトコルのサポート、レプリケーションなど、ONTAPが提供するすべてのサービスを備えた完全に機能するNetAppスタックを、AWSコンソールを通じてマネージドサービスとしてクラウド上で利用することができる。
SiliconANGLEのデイビッド・ベランテは、従来のストレージ市場の捉え方が大きく変わりつつあることが重要だという。
「これまで顧客は、オンプレミスのNetAppに比べて機能が少ないクラウドベースのファイルサービスを利用するか、クラウドの俊敏性や弾力性を失い、従量制のモデルを利用するしかありませんでした」
「また、HCIを含むオンプレミス型の製品は、Pure Storage Inc.やNutanix、HPEのGreenLake、DellのAPEXなど、オンプレミス型クラウドのようなサービスモデルへと進化しています」
ストレージ業界はデータビジネスへと急速に進化している。
データ製品とデータサービスが収益化の中心となり、基盤となるストレージインフラとファイルシステムは、広くアクセス可能で分散される。
ストレージは目立たなくなり、技術的な問題は組織の中心的な焦点ではなく、運用上の詳細な問題になる。
デイビッドによると、これからのデータ時代に企業が直面する次の大きな課題は、フェデレーテッドガバナンスとサービス体験になるだろうと述べている。
Thinking outside the box: AWS signals a new era for storage - SiliconANGLE