8月24日、HubSpotに「直帰率を下げるための6つのステップ[+プラットフォーム別のヒント]」が公開された。
この記事は2014年7月に公開されたものが元になっており、全体的に更新されている。
直帰率とは、あるウェブページにアクセスした後、どこもクリックせずに去っていった人の割合を示す指標である。
この記事ではサイト訪問者の直帰率を下げる方法を紹介している。
サイトの直帰率を減らす方法
- 現実的な期待値を設定する
- 適切な訪問者を惹きつける
- ユーザー・エクスペリエンスを優先する
- ページの読み込み時間を短縮する
- 質の高いコンテンツを作る
- 監視、テスト、最適化
1. 現実的な期待値を設定する
直帰率に関しては、正しい期待値を設定することが重要である。
過去のデータを見て、どのようなパフォーマンスをしていたかをベースラインとする。
そして、業界やプラットフォームの平均値と比較する。
例えば、B2Bブランドを運営していて、平均直帰率が56%だとする。
Digital Experience benchmarkによると、業界全体の平均直帰率は47%なので劣って見えるかもしれない。
しかしB2B業界の直帰率は75%であり、56%という数字は、とてもうまくいっているということになる。
2. 適切な訪問者を惹きつける
コンテンツが訪問者とマッチしていなければ、すぐに立ち去ってしまう。
適切な訪問者を集めるには以下のことができる。
- 複数のランディングページを作成し、それぞれのペルソナに合わせた独自のコンテンツとキーワードを設定する
- ブランド力のあるキーワードで上位表示を維持する
- 検索からの訪問者にとって魅力的で有用なメタ・ディスクリプションを書く
- オンライン広告のターゲティングを改善する
3. ユーザー・エクスペリエンスを優先する
良い印象を与え、ユーザーに喜んでもらえるウェブサイトにするために、次のようなステップが必要になる。
- 大きめのフォント、箇条書きのリスト、余白、色のコントラスト、大きな見出しなどを使って、読みやすい文章にする
- 整理されたレスポンシブレイアウトを使用し、あらゆるプラットフォームやブラウザで素早く簡単にナビゲーションできるようにする
- 広告がコンテンツの邪魔にならないようにする
静的な広告は横に配置し、ポップアップや自動読み込みのマルチメディア広告は避ける
4. ページの読み込み時間を短縮する
ページスピードは、ウェブサイトの訪問者がウェブサイトを離れる主な理由の1つである。
2017年にGoogleは、ページの読み込み時間が10秒になると、モバイルでの直帰率が123%になると報告している。
遅いウェブサイトにはいくつかの要因がある。
- 画像サイズ
- 自動ロード型のマルチメディアコンテンツ
- サイトのサーバーパフォーマンス
理想的なページの読み込み時間は2秒以下である。
定期的にテストをして、この時間内に収まるようにする。
5. 質の高いコンテンツを作る
コンテンツは、サイト訪問者の体験を左右するものであり、以下のようなものでなければならない。
- エンゲージメント - 訪問者が読み続けたくなるようなコンテンツになっているか
- 明確 - コンテンツは理解しやすく、消化しやすいか
- 関連性 - サイト訪問者が質問していることに答えているか。または、クリック誘導はしていないか
客観的な第三者にコンテンツをチェックしてもらったり、高品質なコンテンツを作ることに長けたコピーライターを雇うことも考えられる。
6. 監視、テスト、最適化
ウェブサイトに加えるあらゆる変更が、直帰率に影響を与える。
そのため、ウェブサイトをよく観察し、トラフィックの変化を評価する必要がある。
直帰率の上昇や訪問者の減少に気づいたら、A/Bテストを実施して、どのページ要素がトラフィックに影響を与えているかを調べる。
問題を特定したら、ページを最適化する。
常に監視とメンテナンスが必要になる。
コンテンツが訪問者のニーズに合っているか、コンテンツが見やすくなっているか、コンバージョン要素が明確になっているかを確認することで、直帰率を低く抑えることができる。
記事では、Shopify、ブログ、メールの直帰率改善方法についても記載されている。
6 Steps to Reduce Your Bounce Rate [+ Platform-Specific Tips]