7月26日、The Vergeによると、テスラは車両のソフトウェアを書き換えることで世界的なチップ不足を乗り切っているようだ。
テスラのCEOであるイーロン・マスクは、月曜日に行われた決算説明会で、世界的なチップ不足を、代替チップに対応するために車両のソフトウェアを書き換えることで乗り切っていると述べた。
チップ不足は、歴史的な新車需要の時期に自動車業界を揺るがし、工場の操業停止や待ち時間の増加、価格の高騰を招いている。
マスクは以下のように述べている。
「私たちは、代わりのチップで代用し、数週間でファームウェアを書き上げることができました」
「チップを交換するだけでなく、ソフトウェアも書き換える必要があります」
このアプローチにより、テスラは高水準の生産を維持し、過去3ヵ月間で20万台以上の車両を顧客に届けたとのこと。
テスラの当四半期の売上高は119億ドルで、うち利益は11億ドルだった。
世界的な品薄状態の影響を感じているのはテスラだけではない。
今週、DaimlerとBMWは、チップ不足により一部の組立ラインを停止せざるを得なくなり、各社の生産台数が数万台分減少すると発表した。
テスラの今後の成長についてマスクは、世界的な半導体不足の早期解消にかかっていると語った。
「世界的なチップ不足の状況は依然として深刻である」
「今年の残りの期間、当社の成長率は、車両に使用されている広範なチップを含むサプライチェーンの中で最も遅い部分によって決定されるでしょう」
将来について「確かに良くなっているように見えるが、予測するのは難しい」と述べた。
世界のチップ不足の状況は極めて深刻であるようだ。
今TechFeedで注目の海外情報を紹介中!