7月26日、The Registerが報じたところによると、Googleは「プライバシー・サンドボックス」の導入とサードパーティ製Cookieの段階的廃止のスケジュールを更新した。
新しいスケジュールは、プライバシー・サンドボックスに含まれる一連の技術を5段階に分けている。
スクリーンショット: https://www.privacysandbox.com/timeline/
- 議論
GitHubやW3Cグループなどのフォーラムで議論 - テスト
- 採用の準備
Chromeで公開 - 移行期間: ステージ1
採用状況やフィードバックを観察 - 移行期間: ステージ2
サードパーティ製Cookieのサポートを3ヶ月間にわたって段階的に廃止
2023年後半に終了予定
Googleは、「議論とテストの段階を重ねることで、より良い完全なソリューションが生まれることも多く、それに応じてユースケースのテストと採用準備のスケジュールも変わるかもしれません」と述べており、この日程は確定したものではない。
また、いずれの提案も撤回するのではなく、微調整することで懸念を解消できると考えている。
Google Developer Advocateのサム・ダットンは、「ウェブサイトは、第三者が広告を表示し、広告効果を測定することでコンテンツに資金を提供しているのに、個々のユーザーのプロファイリングを許可していないのはなぜか?」と問いかけている。
無作為に選ばれたごく一部のユーザーのサードパーティ製Cookieを無効にした実験によると、「世界の上位500社のパブリッシャーにおいて、平均収益が52%減少し、パブリッシャー1社あたりの平均収益は64%減少しました」とのこと。
The Registerはこの議論について「Googleやアドテック業界の声の方が、プライバシー擁護派の声よりも大きくなっています」と述べた。
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