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Microsoft Authenticatorにパスワード管理機能が追加。EdgeやChromeとの同期もサポート

Microsoft Authenticatorによるパスワード自動入力機能

 Microsoftは、同社の提供する認証アプリ「Microsoft Authenticator」にパスワード管理機能を追加すると発表した。現時点ではパブリックプレビュー版として順次実装される。対応OSはiOS 12以降/Android 6以降。

 Microsoft Authenticatorは、ワンタイムパスワード(OTP)の管理やMicrosoftアカウントのパスワードレス認証などを実現するモバイルアプリ。今回の機能追加では、アプリやWebサイト上のログイン画面が表示されたさいに、キーボード上部にMicrosoft Authenticatorによるパスワード管理に関する表示が加えられる。

 パスワードがまだ保存されていない場合は「Passwords」と表示され、タップすると新規のパスワードを記憶させる画面に遷移。すでに保存されている場合は、表示をタップすることでIDやパスワードの自動入力が行なえる。これらのパスワードはMicrosoftアカウントに紐付くかたちで管理され、同じアカウントでログインすればデバイス間で同期が可能。Microsoft EdgeやChrome拡張機能「Microsoft オートフィル」により、Webブラウザを通じてデスクトップでも利用できる。

 Microsoft Authenticatorの設定画面内、Betaの項目からAutofillをオンすると、Passwordsタブが表示され、同期するMicrosoftアカウントが選択できるようになる。有効化後、各OSごとの自動入力サービスにMicrosoft Authenticatorを指定する必要がある。

パスワードが登録されていない場合
設定からAutofillを有効化すれば利用可能に