1つの時代の終わり。
3年前、AdobeはFlashの終了を発表しました。が、いつ終了かは明言していなかったのですが、ついにそのXデーが決定。2020年12月31日。今年いっぱいでFlashは本当の本当に終わりです。終了とはつまり、来年からはソフト配布もなければアップデートもないということ。そして、セキュリティ・プライバシーパッチもないということです。
Flash。まだ｢Macromedia｣だった頃から使っていた人は、今ものすごく寂しい気持ちでいっぱいなはず。若い世代は知らないかもしれませんが、Flashがインターネットを席巻した時代があったのです。90年代から2000年前半にかけて、インターネット・バブルで大きな役目を果たしたFlash。アニメ、ゲーム、動画…。｢動く｣ウェブサイトといえばFlashでした。かつてのYouTubeもFlashプレーヤーを使っていたんですもの。それが2000年後半、HTML 5やCSS 3の台頭、スマートフォンの普及で一気にFlashの頭上に暗雲が。2010年、Appleのジョブズ氏がiPhone・iPadはFlash非対応と決別宣言したことで、Flashの未来は真っ暗闇。
一時代を築き、衰退し、そしてみんなが予想したよりは長く生き残ったソフトウェア。本当にサヨナラだよ。あなたに夢中になったときが確かにありました。
Source: Adobe
