米Appleは8月14日(現地時間)、同社のWebブラウザSafariのためのトラッキング防止ポリシー「WebKit Tracking Prevention Policy」を発表した。ユーザーのプライバシーを保護するために、Appleがどのようなトラッキング方法を防止するかの詳細を示すものだ。
Appleは発表文で「Anti tracking policyでわれわれのポリシーにインスピレーションを与えてくれたMozillaに感謝する」とあり、Mozillaが1月に発表した反トラッキングポリシーに倣っていることを示した。
Mozillaのポリシー同様、ユーザーのWeb閲覧行動のプロファイルを構築する目的で使われるトラッキング技術を網羅し、ユーザーが実質的に自分の意思でコントロールできないトラッキング方法に対しては、WebKitに技術的保護を実装してSafariでブロックするとしている。
新たなトラッキング手法が見つかれば、そのつどポリシーを拡張し、対策技術を追加していく。
「トラッキング防止策を迂回しようとする行為に対しては、セキュリティ脆弱性の悪用への対処と同レベルの真剣さで対応する」という。迂回しようとした場合、事前通知なしに制限を追加する。
ブロックによってWebサイトが正常に動作しなくなっても、ユーザーの利益を優先する。「それがWebブラウザが果たすべき役割だと信じている」。
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