毎日の支出を記録できる家計簿アプリ。支出を一括管理し、無駄遣いの抑制になる一方、入力が少々めんどうでした。
しかし、最近は銀行口座や電子マネーと連携できたり、レシートをスマートフォンで読み込めたりと使いやすくなってきています。
そこで今回は、数多くの種類がある家計簿アプリの中でも、外部連携ができるものを3つまとめてみました。
家計簿アプリとは
家計簿アプリは、大きく「手動」と「半自動」に分類されます。手動のものは、自分で1つ1つ入力する必要があり、入力がたいへん。アプリはデータをグラフ化できるところは便利ですが、すべて自分で入力するというアナログな部分は従来の家計簿と変わりません。
手動より便利なのが、「半自動」。これは「銀行口座」「電子マネー」「証券」「年金」「マイル」などのサービスと連携させることで、データを取得しアプリ上でお金の動きを一括管理できるというもの。もちろん、現金払いの場合は、自分で入力するか、スマートフォンでレシートを読み取る必要はありますが、人が介入する部分はだいぶ減らせます。
では、どういったアプリがあるのか。代表的な3つのアプリをご紹介していきます。
1. Zaim
特長
- 外部連携(1500以上の金融機関)
- レシート撮影で自動登録
- 口座の残高を表示する資産管理機能
700万人が利用する日本最大級の家計簿アプリ『Zaim』。外部連携できるアプリの中で、もっとも利用人数が多いアプリです。スマートフォンでレシートを撮影すると、自動的に品物情報や金額を読み込んでくれます。ほかのアプリも同じ機能がついていますが、読み取りの精度でいえばZaimが一歩リード。現金払いが多く、山のようなレシートを1枚ずつ手入力する必要がある人におすすめです。
ただ、外部連携できる金融機関はここで紹介するサービスの中では1番少なめ。それでも、大手のクレジットカード、銀行、電子マネー、ポイント、マイル、証券は一通り連携できるので不自由を感じることはなさそうです。
2. Money Forward
特長
- 外部連携(2400以上の金融機関)
- レシート撮影で自動登録
- 予算管理ができる
知名度が高い家計簿アプリ『Money Forward』。グラフのデザインが豊富で直感的に支出を把握しやすく、振り分けの項目(仕事、外食)も細かく設定できるところが最大の特徴。細かく管理することで無駄に支出している部分を把握し、最終的には節約につなげることも。
あらかじめ予算を決めておき、実費と比較することも可能。月初に決めた予算がどの程度残るか、見ものかもしれません。本格的に支出管理をしたい人にはマーネフォワードがおすすめです。
3. Moneytree
特長
- 外部連携(2600以上の金融機関)
- 2013年、2014年のiPhoneベストアプリ
- 国内初のプライバシー認証機構であるTRUSTeを取得
外部連携先がもっとも多い『Moneytree』。家計簿アプリの選択で重要なことは、自分が使っているサービスを連携できるかどうか。連携できなければ、結局手入力となり、継続するハードルが上がってしまいます。それなら、最初からもっとも提携先が多い家計簿アプリを使ってみるというのも1つの手です。
Moneytreeは、iTunesの2013年、2014年のiPhoneベストアプリにも選ばれています。レシートの読み込みはできませんが、シンプルなUIが特徴で、現金支払いをあまり使わない人にぴったりのアプリ。国内初のプライバシー認証機構であるTRUSTeを取得するなど、セキュリティ面に気を使っていることがわかります。
家計簿アプリといってもさまざまですが、外部連携とレシートの自動読み取りができるものが便利です。逆に、「現金のみ管理したい」という人にはオーバスペックかもしれません。
また、外部連携のできる家計簿アプリは、入出金があった際に通知を送ってくれるというメリットがあります。不正に口座からお金を引かれた際にも、早期発見が可能です。
家計簿アプリの利用を考えている方は、外部連携ができるサービスを検討してみてはいかがでしょうか。
Image: Zaim, Money Forward, Moneytree
Source: Apple(1, 2, 3), Google(1, 2, 3,), Zaim, Money Forward, Moneytree