10月15日、Phoronixが「Microsoft Releases Microsoft Defender For The Linux Desktop」と題した記事を公開した。この記事では、MicrosoftがLinuxデスクトップ向けにMicrosoft Defenderをリリースしたことについて詳しく紹介されている。以下に、その内容を紹介する。
LinuxデスクトップにMicrosoft Defenderが上陸
Microsoftが、セキュリティ製品「Microsoft Defender」のLinuxデスクトップ向けポートをリリースした。
同社はその理由として、「より多くの開発者がLinuxデスクトップを使い始めている」ことを明示している。開発者のLinux移行が進む中、企業のセキュリティ管理ツールがLinuxデスクトップをカバーできないという実態に、Microsoftが正面から対応した形だ。
サーバー向けの既存対応を補完する位置づけ
Microsoft DefenderはすでにLinuxサーバー向けのサポートを提供していたが、今回のリリースはその"デスクトップ版"にあたる。エンドポイント保護の文脈では、サーバーだけでなく開発者の手元の端末も管理対象に含めることが企業セキュリティの観点から重要になっており、今回のリリースはその空白を埋めるものだ。
利用には上位ライセンスが必要
Linuxデスクトップ向けMicrosoft Defenderを利用するには、以下のいずれかのプランへの加入が必要だ。
- Microsoft Defender for Endpoint Plan 2
- Microsoft 365 E5 または E7
いずれも法人向けの上位プランであり、個人や中小企業が気軽に試せるものではない。エンタープライズ環境での管理一元化を主なターゲットとした製品展開といえる。
エンジニアの反応
「WindowsのアンチウイルスがLinuxに来た」というニュースは、Linux界隈で複雑な反応を引き起こしている。Linuxデスクトップのセキュリティ管理を企業として統一したいIT管理者にとっては朗報である一方、Linuxユーザーコミュニティの一部からは懐疑的な声も上がっている。
「Linuxにアンチウイルスが必要かという議論は置いておくとして、企業のコンプライアンス要件を満たすために必要なケースは確かにある」
こうした意見が示すように、このツールが刺さるのは個々の開発者よりも、大規模組織のセキュリティ・コンプライアンス担当者だろう。
詳細はMicrosoft Releases Microsoft Defender For The Linux Desktopを参照していただきたい。