AIは回せば回すほど凄いのか ―「常時稼働」という設計の敗北
BRANK

SNSに溢れる「AI常時ぶん回し」への違和感近年、SNSでこういう投稿をよく見かけます。「AIエージェントを24時間動かして開発を完全自動化しました」「寝ている間もAIがコードを書き続けています」「AI社員を常時稼働させて、プロダクトを量産中です」一見すると、とても先進的で凄そうに見えます。実際、こうした投稿は伸びやすく、「これからはこういう時代だ」という空気も感じます。ただ、現役の開発者としてAIを日常的に使っている立場から、どうしても引っかかることがあります。本当に、そんなに回す必要があるのでしょうか?後述しますが、コストの面でも設計の面でも、「常時稼働」は考えるほどに合理性が見えてきません。にもかかわらず、この手の言説がこれほど溢れているのはなぜか。その背景として無視できないのが、「凄そうに見せること」自体が商売になるという構造です。AIで派手なことをやっているように見える投稿はインプレッションを稼ぎやすく、その注目はフォロワー増加や有料noteの販売、PV収益に直結します。つまり「実際に成果が出ているか」とは無関係に、「凄そうに見える発信」をすること自体に経済的なインセンティブが働いているのです。もち…

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