8月1日、Amanda Caswellが「ChatGPT just got a major upgrade」と題した記事を公開した。ChatGPTのChromeブラウザ統合機能「Side Chat」の概要と、すぐ試せる7つのプロンプト例について詳しく紹介されている。
タブを切り替えずにAIに聞ける——ChatGPT Side Chatとは
OpenAIは2025年7月31日、ChatGPTのChrome拡張機能およびデスクトップアプリに対して、ブラウザとの深い統合機能を追加すると発表した。これまでのように長い文章をコピーしてチャット画面に貼り付ける手間が不要になり、閲覧中のページについてそのまま質問できる。
なお、この機能追加の背景には、OpenAIが直前にChatGPT Atlasを終了したことがある(※ChatGPT AtlasはOpenAIが試験的に提供していたスタンドアロン型ブラウザ製品。元記事の記述に基づく)。専用ブラウザでChatGPT機能を提供するアプローチを捨て、既存のChromeに直接組み込む方向へ転換した形だ。
Gemini in Chromeを使ったことがあるユーザーには馴染みのある体験に近い。記事によれば「ほぼ同じ機能で、AIモデルが異なるだけ」とのことだ。つまり操作感としての差別化は現時点では限定的であり、使い慣れたAIモデルを選ぶ、という判断軸が現実的になる。
Side ChatはChromeの新規拡張機能として提供される。既存のChatGPT拡張機能とは別扱いとなる可能性があるため、利用開始にあたっては拡張機能のインストールまたは更新状況を確認することを推奨する。利用要件は以下の通りだ。
- ChatGPT Chrome拡張機能(Side Chat機能を含む最新版)
- またはChatGPTデスクトップアプリの最新版
主な新機能
Chrome拡張機能(Side Chat)でできること:
- YouTubeの動画について質問する
- 複数の開いているタブを横断して参照する
- ページ上のテキストをハイライトして質問する
デスクトップアプリでできること:
- URL入力中にサジェストを表示する
- ブラウザ履歴を参照して最近訪問したページを文脈に組み込む
- ブラウジングデータの管理をユーザー側でコントロールする
今すぐ試せる7つのプロンプト
記事の核心は、Side Chatをどう使いこなすかというプロンプト集だ。全7例のうち、特に実用性が高い2つを紹介する。
プロンプト① 複数タブを一括比較する
Compare all of my open tabs. Show me the biggest differences,
recommend the best option for my needs and explain why.
ラップトップを買い比べたり、旅行先の宿を複数タブで開いているとき、手動でタブを行き来せずにChatGPTが差分を整理して最適案まで出してくれる。調査作業の時間を大幅に削れる。
プロンプト② タブをトピック別に整理する
Group my open tabs by topic. Tell me which ones are duplicates,
which are worth keeping open and which I can probably close.
調査中に気づいたらタブが30枚——という状況は誰しも経験があるだろう。このプロンプトでタブを整理・取捨選択できる。
残り5つのプロンプト(要約)
| # | 用途 | プロンプトの要旨 |
|---|---|---|
| ③ | YouTube動画の要約 | 動画を5箇条で要約し、重要Tipsとその登場時刻を教えてもらう |
| ④ | 難解な記事の平易化 | 専門用語なしで、実例付きで説明してもらう |
| ⑤ | ファクトチェック | 読んでいる内容の信頼性を検証し、ソースを提示してもらう |
| ⑥ | Webページをノート化 | 重要事実・キーワード・5つの確認問題としてまとめてもらう |
| ⑦ | 埋もれた重要情報の抽出 | 一般読者が見落としやすい情報を3つ挙げてもらう |
注意点
現時点ではすべてのユーザーに即時開放されているわけではなく、段階的なロールアウトが行われている。拡張機能をインストールしてもまだ使えない場合は、しばらく待つ必要がある。
詳細はChatGPT just got a major upgradeを参照していただきたい。