読みにくいExcelやCSVはなぜ日本で定着したのか
ARANK

はじめにこの記事では、現場でよく見る「読みにくいExcelやCSVの表」がなぜ広く定着したのかを、業務慣行、組織文化、評価軸の観点から整理します。最初に、論点を次の2層に分けて扱います。技術的・構造的な層: 読みにくいCSVは、どこがデータ構造として壊れているのか文化的・運用的な層: なぜExcel中心の運用が続き、壊れた構造が再生産されるのかCSVは本来データ交換形式であり、人間が直接読む前提の形式ではありません。問題はCSVそのものより、CSVを人間に読ませる運用と、帳票都合をデータ構造に持ち込む運用です。あわせて、列を圧縮して見栄えを優先してしまう理由と、そこから抜けるための実務的な改善策を扱います。以下のようなCSVは、公的データや実務データでも実際に見かけます。見た目はそれらしくても、分析や連携の段階で扱いづらくなるのが問題です。この記事でいう「ダメなCSV」ここでいうダメなCSVは、単に列が多いCSVではありません。見栄えを優先した結果、データとしての一貫性が崩れている状態を指します。セル結合前提の構造を持ち込み、CSVとして扱うと意味が欠ける1対1で管理すべき値が、1セルに詰め込まれている本来は表示側で持つべき都合が…

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