2月4日、Appleが「Xcode 26.3 unlocks the power of agentic coding」と題した記事を公開した。この記事では、Xcode 26.3におけるエージェンティック・コーディング(自律型AIエージェントによる開発支援)の導入について詳しく紹介されている。

以下に、その内容を紹介する。
AIエージェントによる開発の自律化
Appleは、統合開発環境「Xcode 26.3」において、Anthropicの「Claude Agent」やOpenAIの「Codex」といった強力なコーディングエージェントを直接活用できる新機能「エージェンティック・コーディング(agentic coding)」を発表した。これにより、開発者は複雑なタスクをAIに自律的に処理させることが可能となり、アプリ開発のスピードを大幅に加速させることができる。
エージェンティック・コーディングは、開発者が掲げた目標に対し、Xcodeがより高い独立性を持って機能する仕組みだ。タスクの分解からプロジェクト構造に基づいた意思決定、さらには内蔵ツールの操作までをAIが担う。

Claude Agentと OpenAI Codex にシームレスにアクセスできる(画像はClaude Agent)
開発ライフサイクル全体を支える新機能
Xcode 26で導入されたSwift向けコーディングアシスタントを基盤としつつ、今回のアップデートではAIエージェントがXcodeの広範な機能へアクセスできるようになった。Claude AgentやCodexは、開発プロセスのあらゆる段階で以下の操作を自律的に実行し、ワークフローを合理化する。
- 情報の探索: ドキュメントの検索や、複雑なファイル構造の把握。
- プロジェクトの編集: プロジェクト設定の更新。
- 検証と修正: Xcode Previewsを用いた視覚的な動作確認、およびビルドとエラー修正の反復。
柔軟性と拡張性の確保
Appleのワールドワイド・デベロッパー・リレーションズ担当バイスプレジデント、スーザン・プレスコット氏は、「エージェンティック・コーディングは生産性と創造性を劇的に高め、開発者がより革新的なアイデアの実現に集中できる環境を提供する」と述べている。
また、特定のモデルのみならず、オープン標準である「Model Context Protocol(MCP)」への対応も発表された。これにより、開発者は自身のプロジェクトに最適な、互換性のある任意のAIエージェントやツールをXcodeに組み込んで利用できる柔軟性が確保されている。
提供時期
Xcode 26.3は、Apple Developer Programの全メンバー向けにリリース候補版(RC)の提供が開始されている。正式版も近日中にApp Storeで公開される予定だ。
詳細はXcode 26.3 unlocks the power of agentic codingを参照していただきたい。