
AIはどこまでテストができるのか?AIテストエージェントの現在地と課題
BRANK
UbieでQAエンジニアをしているMayです。Ubieでは、「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」というミッションの実現に向け、症状検索エンジン「ユビー」などのプロダクトを開発しています。事業が急成長するなかで、開発の質とスピードの両立は欠かせません。AI活用が当たり前になっていく中、Ubieでも「AI主導開発」を掲げ取り組んでいます。今回は「AI主導開発」の一角をなす、「自律テスト」についてお話します。AI-native Engineeringの到来とUbieの戦略最近、AIを使ったソフトウェア開発が、いよいよ現実的になってきました。AnthropicとCursorのエンジニアは「2027年までにほぼ100%のコードがAIによって書かれる」と予測し、AnthropicによるClaude4の紹介では、AIエージェントが7時間自律駆動してタスクを完了したという楽天の実績も報告されています。Ubieでもこの流れは不可逆なものだと考え、「AI主導開発」という名前で、AIを前提とした開発プロセスへの変革を進めています。今回は、その取り組みの一つである「自律テスト」について、私たちが開発しているAIテストエージェント "TestAgent" のアーキテクチャと、直面している技術的な課題を紹介します。AI…