
「何にでも .filter() を使う人」にならないために覚えておきたい JavaScript の便利な組み込みメソッド
CRANK
はじめにそろそろ新卒一括採用されたエンジニアの研修が終わって配属が始まる時期なので、主に JavaScript 初心者を対象にした記事をひとつ。初心者に限らず、年次的に中級者くらいでも「何にでも .filter() を使う人」を割とよく見かけるので、もっといい方法があるということをぜひ覚えていってください。便利な組み込みメソッドJavaScript の配列 (["apple", "banana", "cherry"] のように、複数の値をリスト形式で持つデータ) には、標準で .sort()、.map() のようなメソッドが備わっています。!.sort() は配列の並び替え(ソート)を行うメソッドです。.map() は配列の各要素を別の値に変換(マッピング)するメソッドです。自分で for 文を書くより、間違いなく効率的で分かりやすく、配列に関する処理を書くことができる強力な手段です。例に挙げた以外にも標準で便利な関数が数多く用意されています。 を使うなら必ず身に着けておきたいテクニックです。.filter().filter() は、配列から条件に一致する要素だけを抽出する組み込みメソッドです。filter-example.tsconst numbers = [1, 2, 3, 4, 5]; const oddNumbers = numbers.filter(value => value % 2 === 1); …