11月19日、海外のテクノロジーメディア9to5Googleが「Google reportedly ‘fully migrating Chrome OS over to Android’」と題した記事を公開した。
この記事では、GoogleがChromeOSをAndroidに完全移行する取り組みについて詳しく紹介されている。
以下に、その内容を簡単に紹介する。
6月にGoogleは、ChromeOSがAndroidスタックの一部を採用する方針を発表しており、具体的にはChromeOSがAndroidのLinuxカーネルやBluetoothスタックを活用することが示されていた。これにより、AIイノベーションの加速やエンジニアリングの簡素化が期待され、スマートフォンやアクセサリとChromebookの連携強化が図られるとされている。
当時、GoogleはChromeOSのUIやUXの基本的なデザインは維持されると説明し、ChromeOSが企業や教育機関で支持されている一貫性のあるデザインや管理機能が引き続き提供されることを強調していた。
しかし、Android Authorityの最新報道によれば、GoogleはChromeOSを「完全移行」する方向でさらに一歩踏み出す可能性がある。「完全移行」とは、デスクトップやランチャーなどのChromeOSのユーザー体験が変わることを意味しており、以下のような新機能が計画されているとされている。
- デスクトップウィンドウの管理機能
- 外部モニターへの対応強化
- キーボードとマウスのサポート改善
さらに、Googleは将来のChromebookをAndroid OS搭載のデバイスとして提供する意図を示している。この記事では、Googleがこの動きをiPadに対抗するものとして位置づけているとも指摘されている。iPadは一般的にデスクトップOSよりも使いやすいとされているが、価格面でChromebookの方が優位性を持っていることから、GoogleはApple製タブレットよりも低価格で競争力のあるプラットフォームを目指している可能性がある。
詳細はGoogle reportedly ‘fully migrating Chrome OS over to Android’を参照していただきたい。