3月13日、Laravelが最新バージョン「Laravel 11」をリリースした。
Laravel 11は、開発者に向けた新たな機能や最適化が盛り込まれ、ますます洗練された開発体験を提供している。この新バージョンの主な特徴を紹介する。
Laravel 11のハイライト:
最小のアプリケーション構成を導入
Laravel 11では、新しいアプリケーション向けに最小のアプリケーション構成が導入された。appフォルダは劇的にシンプルになりつつも、アプリケーションのカスタマイズ性はさらに向上した。これにより、既存のLaravel開発者が慣れ親しんだ概念や知識を損なうことなく、よりわかりやすく、よりモダンな開発体験を得られるようになった。
Laravel Reverbの導入
Laravel Reverbは、Laravelエコシステムに組み込まれたWebSocketサーバーで、アプリケーションに堅牢なリアルタイム通信機能を提供する。これにより、アプリケーションのリアルタイム性が向上し、既存のイベントブロードキャストツールとのシームレスな連携が可能になる。
ReverbはRedisのパブリッシュ/サブスクライブ機能を活用し、水平スケーリングをサポートしている。これにより、大規模なアプリケーションでも安定したパフォーマンスが期待できる。
SQLiteがデフォルトで使用
新しいLaravelアプリケーションでは、データベースストレージとしてSQLiteがデフォルトで使用されるようになった。また、composer create-project
コマンドやLaravel Installerを使用してプロジェクトを作成すると、自動的にSQLiteファイルが作成され、初期のデータベースマイグレーションが実行される。
これにより、開発者は新しいLaravelアプリケーションを素早く構築でき、追加の設定作業が不要になった。
その他の機能や改善点については、公式リリースノートおよびアップグレードガイドをご参照いただきたい。
変更のハイライト
・appフォルダがシンプルになっている
10.x と比較して Console と Exceptions がなくなっているっぽい
・Laravel Reverb という WebSocket サーバーが導入された
リアルタイム通信機能が提供される
・データベースストレージとしてデフォルトで SQLite を使用
さくっと動かすのが便利になりそう