Microsoftは2月14日、「Visual Studio 2022 17.9」を公開した。この新しいリリースでは、AIの活用や拡張性の向上など、さまざまな新機能や改善が盛り込まれている。
主な特徴
AIによるGitコミットメッセージの生成
GitHub CopilotサブスクリプションとGitHub Copilot Chat Extensionを利用し、Gitの変更内容に基づいて提案されたGitコミットメッセージを簡単に挿入できるようになった。
プルリクエストを1クリックで作成
GitHubやAzure DevOpsを利用するユーザー向けに、ブラウザビューからプルリクエストを作成できるリンクが追加された。
イベントハンドラーリークの検出
アプリケーションのメモリリークを検出する新機能。イベントパブリッシャーがサブスクライバよりも長寿命である場合、メモリにリークが発生する可能性がある。この機能により、開発者はイベントハンドラのメモリリークを効果的に把握し、アプリケーションのパフォーマンスを向上させることができる。
その他の改善とサポート領域
本バージョンでは、その他にも以下のような多数の新機能や改善が行われている。
- インストゥルメンテーションツールの「コレクション一時停止で開始」オプション
- ドキュメントウェルでの単一と複数の行の切り替え
- モーダルでないデバッグビジュアライザ
- Gitリポジトリウィンドウでのレスポンシブなローカルヒストリーラベル
- マルチプロジェクト構成
- マルチフォルダーオープンサポート
- クォートやブラケットでの自動選択
- Unreal Engine向けの改善されたIntelliSense
- リモートLinuxユニットテスト
- カスタムCMake実行可能ファイルの指定
- C++メモリレイアウト可視化
- #includeダイアグノスティクス
- 自動デオプティマイゼーション
- Razorスニペット
- RazorファイルのマルチTFMサポート
- .NET 8プロジェクト向けのBlazorスキャフォールディング
- .NET MAUI向けのライブプロパティエクスプローラのサポート
詳細はVisual Studio 2022 17.9 Now Availableを参照していただきたい。