GitLabは、11月1日にリリースの自動化とリリースノートの作成に関するチュートリアルを公開した。このチュートリアルでは、ソフトウェア開発においてユーザーとの効果的なコミュニケーションが不可欠であることを強調している。新機能や変更、削除についてユーザーに適切に通知することで、ソフトウェアの利点を最大限に活用し、アップグレード時の不快なサプライズを回避することができる。
GitLabがリリースの自動化とリリースノート作成のためのチュートリアルを公開
従来、リリースノートと変更履歴の作成は手間のかかる作業だった。開発者は変更を外部で監視する必要があり、リリースマネージャーはマージ履歴を見る必要があった。しかし、GitLabのChangelog APIを使用することで、gitリポジトリの豊富な履歴を活用して簡単にリリースノートと変更履歴を作成することができる。
GitLabのChangelog APIを使用して、リリースノートと変更履歴を簡単に作成
GitLabのリリースは、特定のバージョンのコードを示すgitタグで識別される。リリースには、前回のリリース以降の変更内容やリリースノート、コードからビルドされたアーティファクト(Dockerイメージ、インストールパッケージ、ドキュメントなど)の詳細が含まれる。
リリースの作成と追跡は、UIを使用して行うことも、Release APIを呼び出すことも、CIパイプライン内で特別な「リリース」ジョブを定義することもできる。このチュートリアルでは、CI/CDパイプライン内の「リリース」ジョブを使用してリリースを自動化する方法に焦点を当てている。
リリースの自動化には、変更情報をどこから取得するかという問いに答える必要がある。その答えは、gitリポジトリだ。gitのコミットメッセージやマージコミット履歴を通じて、開発活動の豊富な履歴を利用することができる。この豊富な履歴を活用して、リリースノートや変更履歴を自動的に作成することができる。
具体的な手順やコードの例も紹介されており、実際のコードベースに変更を加え、リリースを行い、リリースノートと変更履歴のエントリーを生成する方法が詳しく説明されている。
このチュートリアルを参考にすることで、GitLabの強力なAPIとCI/CDパイプラインを活用して、リリースプロセスを自動化し、リリースノートを生成することができる。
詳細はTutorial: Automate releases and release notes with GitLabを参照していただきたい。