8月21日、Braveブラウザは、ネイティブAIアシスタント「Leo」をリリースした。
テストとフィードバックのためにNightlyデスクトップチャンネル(バージョン1.59から開始)で利用可能。
Braveブラウザは、プライバシーとセキュリティに焦点を当てたオープンソースのウェブブラウザである。このブラウザは、ユーザーのプライバシーを尊重しながら、高速なウェブ閲覧と革新的な機能を提供することを目指している。
Leo:Braveブラウザの新たなAIアシスタント
Brave Leoは、Braveブラウザ内にネイティブに組み込まれたAIアシスタントであり、ウェブページとの対話を容易にするために設計されている。Leoは、BraveブラウザのデスクトップNightlyチャンネルのユーザーに無料で提供されている。ユーザーはBraveサイドバー内の専用アイコンをクリックすることでLeoにアクセスできる。
ユーザーはLeoを使って、例えばビデオのトランスクリプトやインタラクティブな記事の要約をリクエストでき、それらの情報を取得するためにページを離れる必要はない。Leoはまた、フォローアップの質問を提案し、オリジナルコンテンツを補完し、読解をサポートすることもできる。これにより、Braveブラウジング体験が一層向上するとされている。
プライバシーとセキュリティへの配慮
Brave Leoは、特別な焦点をプライバシーに置いたLlama 2と呼ばれる大規模言語モデルを使用している。このモデルはMetaによってリリースされ、ユーザーの入力はリバースプロキシを通じて匿名で処理され、プライバシーが確保されている。Leoのチャットはトレーニング目的に使用されず、会話はBraveのサーバーに保存されないため、過去の会話をレビューすることはできない。
現時点ではLeoはライブ情報にアクセスできない点に注意が必要だ。しかし、将来のリリースではライブ情報にアクセスできるバージョンのLeoが提供される予定である。
詳しい内容は「Leo, Brave's browser-native AI assistant, is now available in Nightly version for testing」を参照していただきたい。