8月31日、Googleは最新の安定版 Google Chrome 93 をリリースした。
Chrome 93では、WebOTP APIのクロスデバイスサポートがデスクトップに導入され、同じGoogleアカウントで接続されたデバイス間では、モバイルデバイスに送信されたワンタイムパスコードをシームレスに処理できるようになった。
開発者向けでは、Multi-Screen Window Placement APIがオリジン・トライアルとして公開されている。
このAPIは、マシンに接続されている任意のディスプレイにウィンドウを配置し、その配置を保存し、任意のディスプレイでウィンドウをフルスクリーンにすることができる。
これにより、プレゼンテーションアプリでは、1つの画面にスライドを表示し、別の画面にスピーカーのメモを表示することができたり、アートや音楽制作アプリでは、パレットを2つ目のスクリーンに配置することができる。
また、インストールされたデスクトップウェブアプリのために、Window Controls Overlayが追加された。
これにより、アプリのクライアント領域を拡張し、タイトルバーやウィンドウコントロールボタン(閉じる、最大化/復元、最小化)を含むウィンドウ全体をカバーでき、よりネイティブアプリに近づけることができる。
ほかにも、セキュリティ上の問題からTLSから3DESのサポートを削除したり、CSSのaccent-colorプロパティ、CSS Module Scriptsのサポートなど、多くの改良がある。