7月14日、Googleはブラウジングをより安全なものにするために、ページの読み込みをHTTPSにアップグレードしようとするHTTPS-Firstモードを提供することを発表した。
HTTPS-Firstモード
HTTPS-Firstモードでは、すべてのページの読み込みをHTTPSにアップグレードし、HTTPSをサポートしていないサイトを読み込む前にページ全体に警告を表示する。
有効にすると、Chromeは可能な限りHTTPSでサイトに接続し、HTTPでサイトに接続する前に警告が表示されるため、ユーザーは安心して利用することができるとしている。
このモードはChrome 94から利用可能で、リリースは9月21日を予定している。
Googleは将来的にHTTPS-Firstモードをすべてのユーザーのデフォルトにすることを検討している。
また、Mozillaは、Firefoxでのウェブブラウジングの将来をHTTPS-Onlyモードにする意向を示している。
アドレスバーの錠前アイコンの再検討
Googleはアドレスバーの錠前アイコンの再検討もしている。
調査によると、ユーザーは、このアイコンをサイトが信頼できるものであると考えていることが多いようだ。実際に安全なのは接続だけである。
最近の調査では、アイコンの意味を正しく認識できた参加者はわずか11%しかいない。
この混乱を軽減するために、Chrome 93でアドレスバーのアイコンを、矢印に置き換える実験を行う。
画像クレジット: google
この実験により、サイトのアクセス許可など、ページ情報で提供される重要なプライバシーとセキュリティの情報や管理機能の発見が容易になることを期待している。
HTTPSをサポートしていないサイトでは "Not Secure" インジケータが引き続き表示されると述べている。