10月12日、How-To Geekが「I tested Claude Code and ChatGPT Codex to build my website, but only one got the design right」と題した記事を公開した。同一プロンプトでポートフォリオサイトを生成させた比較検証で、Claude Codeは「編集者らしい」個性的なデザインを出力した一方、Codex CLIは機能的だが無個性なテンプレート的仕上がりに終わった。デザインの個性という観点では、両者の差は明確だった。
検証の前提条件
筆者はライターであり、グラフィックデザインもWeb開発も専門外だ。自分のポートフォリオサイトを作りたいが、自力でコーディングはできない。そこで、**Claude Code** と **ChatGPT Codex CLI**(OpenAIが提供するターミナル上で動作するAIコーディングツール)の両方に、まったく同じプロンプトを与えて比較した。
プロンプトの内容は次のようなものだ:
- まず自分について情報を収集すること
- 3〜5つの確認質問をすること
- プロフィールに最適なデザイン・技術的判断を自律的に行うこと
- 最善のサイトを構築すること
参照情報として、筆者の履歴書(PDF)をどちらにも渡し、オンライン検索の許可も与えた。
Claude Codeの結果:デザインで圧勝
Claude Codeは元記事に記載されたモデル設定で実行した。処理開始後、履歴書を解析し、LinkedInやHow-To GeekのプロフィールをWeb検索で補完。その後、選択肢形式のインタラクティブなCLI上で確認質問を行い、回答を受けてからサイト構築に着手した。
所要時間は約30分、消費トークンは約245K(筆者の予想を大幅に上回る量)。
生成されたサイトのデザインは、インクネイビー(濃紺)を背景に、マリーゴールドイエローをアクセントカラーとした「編集者らしい」スタイル。名前が大きく前面に出ており、一目で誰のサイトかわかる構成だ。ライト/ダークテーマの切り替え機能も実装されており、アクセシビリティへの配慮も見られた。
コンテンツ面では、経験タイムライン、スキルセクション、教育歴グリッド、連絡先ボタンなど必要な要素が揃っていた。ただし、いくつかのリンクが機能しない、フォントサイズの問題など、細部に修正が必要な箇所も残った。
Codex CLIの結果:機能はするが、デザインが凡庸
Codex CLIはGPT-4.1モデルで実行した。動作プロセスはClaude Codeと異なり、質問をほとんどせずにすぐ構築を開始した。作業自体は速く完了したが、結果のデザインはClaude Codeと比べて見劣りした。
生成されたサイトは、ライトグレーの背景にシンプルなレイアウト。機能としては問題ないが、「誰かのポートフォリオ」という個性が薄く、テンプレート的な印象が残った。筆者の言葉を借りれば、「動くことは動くが、私らしくない」という仕上がりだ。
Codex CLIはコンテキストを深く収集せずに構築に進むため、ユーザーのパーソナリティをデザインに反映させるのが苦手な傾向がある。
結論
ポートフォリオのような「個人のブランドを表現するサイト」を作るなら、Claude Codeの方が適しているというのが筆者の結論だ。事前の情報収集と質問フェーズへの投資が、最終的なデザインの個性に直結した。
一方、Codex CLIは処理が速く、機能的なサイトをすぐに生成したい場合には選択肢になり得る。ただし、デザインの洗練度や個人らしさを求めるなら、現時点ではClaude Codeに分がある。
なお、筆者はどちらのツールでも生成後に手動での修正が必要だったと明記している。完全に手放しで完成品が出てくるわけではなく、AIが叩き台を作り、人間が仕上げるというワークフローは変わらない。
詳細はI tested Claude Code and ChatGPT Codex to build my website, but only one got the design rightを参照していただきたい。