LLMをジャッジに使う評価パイプラインの前提が崩れている — 5万件のリクエストで示された「同じ入力、違う結果」問題
DRANK

9月4日、Haoyuan ZhuとJie Zhangが「Clean Engineering, Unstable Measurement: A Preregistered Reliability Failure of Black-Box LLM Observers on Shared Endpoints」と題した論文をarXivで公開した。LLMをジャッジ(評価器)として使う際、共有エンドポイント上では同一モデル名への同一リクエストが再現性のある結果を返さないという、信頼性の根本的な失敗を5万件超のリクエストで検証した内容だ。LLMジャッジという「測定器」の前提が崩れているLLM(大規模言語モデル)を評価器として使う手法——いわゆる LLM-as-a-Judge——は、ここ数年で急速に普及した。Zheng et al. (2023) の MT-Bench / Chatbot Arena 論文がその基盤を築いて以降、訓練データのフィルタリング、生成結果のスコアリング、リーダーボードの順位付けなど、あらゆる場面でLLMが「ジャッジ」として機能している。この手法が成立するには、暗黙の前提が必要...

by @tf_official
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