障害物が道をつくる lacolaco's marginalia
DRANK

「障害物が道をつくる」という考えを最初に言語化したのは、2019年のClassi Angular Nightというイベントでの登壇だった。ここではAngularを学ぶうえで考えてほしい「フレームワークとは何か」ということを話していた。最近このことについてまた考えていたので、あらためて当時話した内容をもとに、ブログにも残しておこうと思う。制約による誘導フレームワークと呼ばれるものの目的を抽象化すれば、問題を解決するために選びうる選択肢の中から、ある特定の選択肢を選び取るように、利用者を誘導することだろう。多少のグラデーションがあるにしろ、同じ性質をもっていると思う。そして、その誘導の形式が制約による誘導であることが、フレームワークをフレームワークたらしめる本質的な部分だと思う。ただ導くだけならば「ベストプラクティス」を教えるガイドでもいい。こうするのが正しい、こうするのは間違っていると、知識によって誘導するやりかたもある。啓蒙による誘導といいかえてもいい。一方、フレームワークと呼ばれるものはそうではない。フレームワークは、その設計者にとって選んでほしくない選択肢を選びにくくすることにより、選んでほしい選択肢を選ばせ…

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