8月13日、PyMNTSが「Gemini App Hits 1 Billion Users Faster Than Any Other Google Product」と題した記事を公開した。
音声・カメラ活用が牽引するGeminiの急成長
GoogleのAIアプリ「Gemini」の月間アクティブユーザーが10億人以上を突破した。注目すべきはその数字だけでなく、使われ方の質的な変化だ。ユーザーの63%がテキスト入力ではなく音声対話でGeminiと会話しており、さらにGemini Liveのインタラクションのうち5人に1人が音声にとどまらずライブカメラフィードやスクリーン共有を活用している。「チャットボットに文字を打ち込む」という初期のAIアシスタント像とは異なる、より能動的・マルチモーダルな利用スタイルへのシフトが数字に表れている。
GoogleのAIアプリが月間10億ユーザーを突破
Googleが8月11日(火)に公式ブログで発表した。この数字は、Google/AlphabetのCEOであるSundar Pichai氏が2025年10月に報告していた月間6億5000万ユーザーから大幅に増加したものだ。約10ヶ月で3億5000万人以上の純増となる。
Pichai氏はX(旧Twitter)への投稿でこう述べた。
"1B+ people are now using [the Gemini app] every month to spark new ideas and get things done. It's our fastest-growing product ever, and our 14th to hit the 1B-user mark."
(10億人以上が毎月Geminiアプリを使っている。Googleの全製品史上最速の成長であり、10億ユーザーを突破した14番目のプロダクトだ)
GoogleにはSearch、Maps、YouTube、Gmail、Chromeなど月間10億ユーザーを超えるプロダクトが13製品存在していたが、Geminiはそれに次ぐ14番目として、かつ最短期間で到達したことになる。Geminiアプリの提供開始は2024年2月であり、わずか約1年半での達成だ。
なお、ここで言う「月間アクティブユーザー」はGoogleの計測基準に基づくもので、元記事においてその定義の詳細(セッション数・利用時間などの閾値)は明示されていない点には留意が必要だ。
使われ方の内訳
ブログ投稿では、ユーザーの利用実態についても具体的な数字が示された。
- **63%**のユーザーがGeminiと直接会話(テキスト入力ではなく音声対話)している
- Gemini Liveのインタラクションのうち5人に1人が、音声にとどまらずライブカメラフィードやスクリーン共有を活用している
- Geminiは毎日1億5000万枚以上の画像を生成している
Androidユーザー向けには、40以上のアプリをまたいだ操作の自動化が可能になっており、ライドシェアの予約やレストランの席予約などへの活用が紹介されている。
また、iOSおよびmacOSユーザーの増加も顕著で、Apple OSプラットフォーム上のアクティブユーザーは1億人以上に達している。macOSユーザーはプロンプト入力頻度が他のプラットフォームの2倍と高く、デスクトップでのヘビーユースが進んでいる。
ChatGPT・Claudeとの比較
競合の状況も記事では言及されている。OpenAIのChatGPTは2026年5月に月間10億グローバルユーザーに到達したと6月2日に報じられており、ローンチ(2022年11月)からの到達に約3年半を要した。同時点でのChatGPTの前年比成長率は**62%**。
一方、AnthropicのClaudeは同時点で月間5600万ユーザーと規模では劣るものの、前年比**640%**という急成長を見せている。
Geminiは2024年2月のローンチから約1年半での到達という点で、ChatGPTを上回るペースとなる。
Google LabsでGeminiとAI Studioを管轄するVP、Josh Woodward氏もXで次のようにコメントしている。
"One billion for Gemini! Our goal remains to make it the most personal, proactive and powerful assistant."
(Geminiが10億人に!目標は引き続き、最もパーソナルで、プロアクティブで、強力なアシスタントにすること)
詳細はGemini App Hits 1 Billion Users Faster Than Any Other Google Productを参照していただきたい。