7月20日、Rohail Saleemが「SpaceX Awards Foxconn A Huge $52 Billion Order For 13,000 Racks Of NVIDIA GB300 AI Servers, Where Each Rack Costs $4 Million」と題した記事を公開した。
1ラック約6億円、1万3,000台を一括発注
台湾メディアの報道によると、SpaceXはEMS大手Foxconnに対し、NVIDIA GB300 AIサーバーラック約1万3,000台、総額520億ドル(約7.8兆円)の発注を行った。納品は2026年第4四半期に開始し、2027年第1四半期まで続く予定だ。1ラックあたりの単価は約400万ドル(約6億円)に上る。
GB300は、NVIDIAの最新世代AIアクセラレータ「Blackwell Ultra」アーキテクチャをベースとしたサーバー向けGPUで、大規模LLMのトレーニングや推論ワークロードに対応する製品だ。Foxconnは2026年末までにグローバルのAIサーバー市場の**約40%**を占めることを目標としており、この受注はその達成に向けた大きな一歩となる。
SpaceXおよびxAIのGPUインフラ現状
SpaceXが保有・関与するデータセンターの規模はすでに巨大だ。なお、「Colossus」の名で知られるデータセンター群はElon Muskが創業した独立企業xAIのインフラとして広く報道されており、SpaceXとは別法人である点に注意が必要だ。
- Colossus 1(2026年5月時点):H100・H200・GB200合わせて22万GPU超を稼働
- Colossus 2(2026年1月時点):GB200・GB300合わせて55万GPU超を稼働
今回の発注はこれらの既存インフラをさらに大幅に拡張するものとなる。
ただし、Colossus 1については、GPUの世代が混在していることでトレーニング効率が低下しており、利用可能なFLOPsの**わずか11%**にとどまっているとも報じられている。
外部企業へのコンピュート販売も積極化
SpaceXはIPO準備を進める中で、保有するコンピュートリソースを外部企業に販売する戦略も加速させている。
- Google:月額9億2,000万ドル(約1,400億円)で「NVIDIA GPU 11万台相当」のコンピュートを提供。Colossus 2と紐づく契約。
- Anthropic:月額12億5,000万ドル(約1,900億円)、年換算で150億ドル(約2.3兆円)で「H100・H200・GB200など22万GPU」を提供。Colossus 1と紐づく契約。
- Reflection(米国防総省関連):2026年6月に63億ドルのコンピュート契約を締結。Colossus 2と紐づく。
Anthropic向けのColossus 1はGPU混在構成のため将来のGrok AIトレーニングには不向きとされており、SpaceXは事実上このデータセンターを「外部向けに切り出した」形になっている。
規模感を把握するための比較
520億ドルという金額の規模感を把握するために整理すると、Googleが2024年に投じた年間設備投資額に匹敵する単一発注となる。AIインフラへの資本投下が一企業単位でこの水準に達してきたことを示す数字だ。
※編集部の考察:Google 2024年のCapEx約520億ドルはAlphabet決算報告を根拠とした数字だが、元記事では出典が明示されていない。比較の参考値として参照されたい。
詳細はSpaceX Awards Foxconn A Huge $52 Billion Order For 13,000 Racks Of NVIDIA GB300 AI Servers, Where Each Rack Costs $4 Millionを参照していただきたい。