増殖するデザイン。Enablingはなぜ毒を帯びるのか
DRANK
こんにちは、株式会社estie(エスティ)のデザインエンジニア kkaru です。私はいま社内でデザインのEnablingを進めています。具体的には、デザインの草案をSWE (Software Engineer) やPM (Product Manager) に委ね始めたところです。デザインプロセスを開く試みのなかで、Enablingの効用と毒性が見えてきました。デザイナーに限らず、プロダクト開発に関わるひとがUIの判断軸をどう共有するか?について 文脈・構造・射程 の3つのキーワードでお伝えします。属人性は場所を変えて再生産されるAIは能力をもたらす長らくUIは、デザイナー個々人の技量で決まっていました。何を見せ、どこまで操作させ、どんな状態を許すか?チームと相談するにせよ、判断のほとんどはひとりの頭のなかで完結していました。いま、デザインの手段は万人に開かれつつあります。そもそもデザイナー/非デザイナーを分けてきたのは、ひとことで言えば「UIを適切に構築する能力」です。だとすれば(素朴に考えて)その能力を渡せば事足りるはず。ところがテンプレート・生成ツールなどで "能力だけ" を配ると、デザイナーが抱えていた属人性が、非デザイナーでも再生産されるだけ になります。これ…