変更容易性の2層モデル
DRANK

TSKaigi 2026「いつテストを書くか?」より。ソフトウェアの本質的な特性は変更容易性であり、それはソフトウェアと人間との関係性に左右されるということをここまで見てきた。ではその関係性とはどのように観測されるものか?どのように評価されうるものか?変更容易性の2層モデルここでは変更容易性を2つの層から成るものだと考え、独自の概念を導入する。予期的変更容易性 (“Expected Modifiability”)経験的変更容易性 (“Experienced Modifiability”)予期的変更容易性予期的変更容易性とは、変更をおこなう前に抱く「変更のしやすさ」の感覚である。人間が、あるソフトウェアに対して変更をおこなうことを想像したときに、それを容易そうだと思えるかどうかで抱く感情は大きく変わる。具体的には、以下のような予期が考えられる。変更に必要な作業に対する予期変更の影響範囲に対する予期変更が成功する確率に対する予期変更が失敗したときのリスクに対する予期これらの予期は、大きく分けて2種類の結果をもたらす。安心か、恐怖だ。容易そうだと思えれば、それを引き受けることになっても安心して取り組めるが、困難そうだと思えば、できれば引き受けたくないと思う…

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