そのAI臭を消す努力は、誰のためにやっているのか
ARANK

嫌悪の裏側にある肯定AI生成コンテンツに対する嫌悪感が、じわじわと広がっているように感じる。2025年、Merriam-Websterが「slop(スロップ)」を年間ワードに選出した。もともとエンジニアコミュニティの俗語だったものが辞書に載るほど一般化した。文法的には正しいけど中身がない、書く側はほぼゼロコストなのに読む側が苦労する、そして止める理由がない。そういうコンテンツがスロップと呼ばれるようになった。この嫌悪は正当なものだと思う。「『AI臭い』と言われるけど、AIだし、どうすりゃいいんだよ」という記事は、AI臭さの正体を表面的なマーカー(語尾、emダッシュ等)ではなく、コミットメントの不在として整理した。LLMは統計的に最もありそうな次の語の連鎖なので、安全な中央に収束する。あらゆる方向に保険をかけた文章は情報量がゼロになる。これは自分にとっても納得感のある分析だった。「アドベントカレンダーをLLMで書くくらいなら何も書かない方がいい。」という記事は、もう少し切迫した現実を描いている。LLM臭いと感じられた時点で書き手の評価が落ちる。バレたら終わりの地雷。そして「一番シンプルな対策はレビューや調査にのみ使い、執筆には…

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