TLSバージョンアップ前に知っておきたい、TLSv1.2と1.3の違い
BRANK
はじめにこんにちは!本記事では、TLSのバージョンアップ(TLSv1.2 → 1.3)対応を進める際に押さえておきたいポイントを整理してご紹介します。最近のクラウドサービスやWEBサービスでは、TLSv1.3を有効にすることが推奨される場面が増えています。一方で、実際のシステム運用では「とりあえずTLSv1.2のままでも動いているし、違いもよく分からない」という声も少なくありません。この記事では、TLSv1.2とTLSv1.3の違いを、SSL/TLSに興味がある新人エンジニアや、運用中システムのTLSバージョンアップを検討している方向けに整理します。特に、一般的な差分解説に加えて、Javaでの実装・設定時に押さえるべきポイントにフォーカスします。暗号理論の細かい数式には踏み込みすぎず、「何が変わったのか」だけでなく「実装時にどこを確認すべきか」を重視して解説します。TLSのおさらい(超ざっくり)TLSは一言でいうと、インターネット上で「安全に通信する」ためのプロトコルです。主な役割は次の3つです。盗聴防止(機密性): 通信内容を暗号化して、第三者に読まれないようにする改ざん検出(完全性): 通信途中で書き換えられていないことを確認するなりすまし防止(認…