1月21日、Windows Latestが「Windows 11 had 20+ major update problems in 2025 and and 2026 started badly too. What are you doing, Microsoft?」と題した記事を公開した。この記事では、2025年にWindows 11で発生した20件以上の主要なアップデート問題と、2026年に入っても続く品質管理の課題について詳しく紹介されている。

以下に、その内容を紹介する。
2026年が始まってわずか数週間だが、Windows 11はすでに新たな問題に直面している。2026年1月のアップデート(KB5074109)では、ブラックスクリーンやOutlookのPOPアカウントのフリーズといった不具合が発生した。これは、Microsoftが2025年の教訓を十分に活かせていないことを示唆している。
2025年はMicrosoftにとって、アップデートに起因するトラブルが多発した極めて厳しい1年であった。同社がCopilotの推進に注力する一方で、OSの根幹部分がアップデートのたびに破損するという事態が繰り返された。以下に、2025年に報告された主要な20の問題を簡潔にまとめる。
2025年に発生した主なWindows 11の不具合
- 1. USB DACのオーディオ障害(1月)
外部USB DACを使用する環境でオーディオが機能しなくなる問題。「Code 10」エラーが表示され、メモリ割り当てに失敗する現象が確認された。 - 2. ウェブカメラの検出不能(1月)
内蔵および外部ウェブカメラが認識されず、「0xA00F4244」エラーが発生。HP SpectreやDellのモニター内蔵カメラなどが影響を受けた。 - 3. BitLocker設定の変更不可
管理されていないPCにおいて、「一部の設定は管理者によって管理されています」と誤表示され、BitLockerの設定が変更できなくなるバグが発生した。 - 4. Adobe Premiere Proの操作不能
マルチモニター環境において、タイムライン上でクリップをドラッグ&ドロップできなくなる不具合が発生した。 - 5. カーソルの連続ロード(2月)
マウスカーソルが常に読み込み中(回転状態)になる現象。以前の「カーソル消失バグ」の修正プログラムが原因であった。 - 6. インストール失敗とゲームのクラッシュ(3月)
アップデートのインストールがエラーで失敗するほか、『Call of Duty: Black Ops 6』などのゲームが起動時にクラッシュする問題が発生した。 - 7. リモートデスクトップ(RDP)の切断(2月〜3月)
バージョン24H2において、RDP接続がフリーズまたは切断される問題。緊急のサーバー側修正が行われるまで悪化した。 - 8. Copilotアプリの消失(3月)
皮肉なことに、 Microsoftが推進するCopilotアプリ自体がタスクバーから消え、自動的にアンインストールされるバグが発生した。 - 9. BSOD(ブルースクリーン)と起動ループ(3月)
強制アップデートによりBSODが発生し、修復と失敗を繰り返す再起動ループに陥るユーザーが続出した。 - 10. Windows Helloの認証失敗(4月)
ウェブカメラのプライバシーシャッターを閉じている場合に、IRカメラによる顔認証が機能しなくなる問題が発生した。 - 11. エクスプローラーの応答停止(5月)
ファイルエクスプローラーのツールバーがクリック不能になり、UIがフリーズ。また、CJK(日中韓)言語でフォントが崩れる問題も確認された。 - 12. ゲームのスタッタリングとFPS低下(5月〜7月)
『Fortnite』や『CS:GO』でパフォーマンスが著しく低下。原因はドライバではなく、Windowsの累積更新プログラムであった。 - 13. ファイアウォールの誤警告(6月)
イベントビューアーに実害のないクリティカルなファイアウォールエラー(Event 2042)が誤記されるバグ。修正の発表が誤報であったことも判明した。 - 14. 「このPCをリセット」の破損(8月)
システムのリセット機能や回復機能が動作せず、変更がロールバックされる問題。緊急の帯域外(OOB)アップデートが配信された。 - 15. DRMビデオ再生の不具合(9月)
デジタルTVアプリなどで動画がカクつく、あるいは動作が緩慢になる問題。Enhanced Video RendererとDRMの組み合わせに起因した。 - 16. 回復環境(WinRE)での入力不能(10月)
Windows回復環境においてマウスとキーボードが一切反応しなくなり、システムの復旧が困難になる重大なバグが発生した。 - 17. localhost接続不可とプレビューペインのブロック(10月)
開発環境で重要なlocalhostへのHTTP/2接続が切断。また、エクスプローラーのプレビューペインに偽のセキュリティ警告が表示された。 - 18. タスクマネージャーの多重起動(10月)
タスクマネージャーを閉じてもバックグラウンドでプロセスが残り続け、再度開くたびにインスタンスが増殖して性能を低下させる問題が発生した。 - 19. ダークモードの異常とパスワードアイコンの消失(11月)
エクスプローラーで白いフラッシュが発生しダークモードが崩れるほか、ログイン画面のパスワード入力アイコンが非表示になった。 - 20. NVIDIA製GPUのパフォーマンス低下(10月〜11月)
特定のアップデート適用後、NVIDIA製グラフィックスカードを搭載した環境でゲームのFPSが低下。後にNVIDIA側から修正ドライバが提供された。
結論
2025年は、Windows 11の信頼性が大きく揺らいだ年であった。AIアシスタントの利便性を訴求する以前に、OSとしての基礎である「アップデートの安定性」と「コア機能の信頼」を回復することが、Microsoftにとって2026年の最優先課題であると言える。
詳細はWindows 11 had 20+ major update problems in 2025 and and 2026 started badly too. What are you doing, Microsoft?を参照していただきたい。