新しいプログラミング言語「flux」- Rustの安全性とPythonの柔軟性を両立させる試み
ARANK
はじめに「もっと安全に、もっと手軽に、AI/ML開発ができないだろうか?」そんな思いから、新しいプログラミング言語 flux の開発を始めました。fluxは、Rust製のインタプリタ言語で、システムのパフォーマンスと安全性、そしてPythonの豊富なライブラリ資産を両立させることを目指しています。この記事では、fluxを開発した背景にある思想、そのユニークな特徴、そして基本的な使い方から今後の展望までをご紹介します。なぜ「flux」を作ったのか? - 開発の動機と哲学現代のソフトウェア開発、特にAI/ML分野では、Pythonがデファクトスタンダードとなっています。NumPy、PyTorch、TensorFlowといった強力なライブラリ群は、研究開発に欠かせない存在です。しかし、動的型付け言語であるPythonには、実行時までエラーが発覚しにくいという課題があります。大規模なシステムや、高い信頼性が求められるアプリケーションを構築する際には、この点が開発のボトルネックになることも少なくありません。一方で、Rustは「安全性」と「パフォーマンス」をコンパイラレベルで保証する画期的な言語です。しかし、その厳格さゆえに、Pythonのような手軽さやスクリプティングの容易さ…