9月3日、Mozillaが「What’s new with Firefox 142」と題した記事を公開した。この記事では、最新版Firefoxにおけるプライバシー機能の強化、AIを活用したタブ管理、カスタマイズ性の向上、そしてモバイル版での新機能について詳しく紹介されている。以下に、その内容を紹介する。
プライバシーとセキュリティの強化
- Firefox Relay
新規アカウント作成時に匿名のメールマスクを生成することで、本物のアドレスを隠し、スパムを減らす仕組みが導入された。
リンクプレビューとタブ整理
リンクプレビュー
リンクを長押しすることで、ページを開く前に中身をプレビューできる。クリック先を確認してからアクセスできるため、不要な閲覧を減らせる。AI強化タブグループ
ローカルAIモデルが類似するタブを自動判別し、トピックごとに整理する。提案されるグループ名も自動生成され、作業の効率化につながる。処理はすべて端末上で行われ、プライバシーが保たれる。
ブラウジング体験のカスタマイズ
縦型タブ(サイドバー)
タブをサイドに配置し、よく使うサイトを固定したり、AIアシスタントを常時表示できる。新しいタブの壁紙カスタマイズ
壁紙、カラー、写真を自由に設定でき、個人に合った新規タブページを作成可能。ドラッグ&ドロップによるタブグループ化
タブを重ねるだけでグループを作成でき、整理が容易になる。
モバイル版Firefoxの新機能
プライベートタブの自動ロック(Android)
端末から離れるとプライベートタブが自動ロックされ、顔認証やPINでのみ解除可能。多言語対応強化(Android)
日本語、中国語、韓国語などへの自動翻訳機能を追加。スマートパスワード管理(iOS)
新規アカウント作成時に強力なパスワードを提案し、端末間で安全に同期可能。UIの刷新(iOS)
洗練されたデザインと改善されたダークモードにより、視認性と操作性を高めている。
Firefox 142は、プライバシー、効率性、そしてユーザー体験を重視したアップデートとなっている。詳細はWhat’s new with Firefox 142を参照していただきたい。