
支配欲との付き合い方を考える
DRANK
「わたしならこうはしないのに」 そう思いながら人の話を聞くことが、少しずつ増えてきた。 特に、距離の近い人たちの話であればあるほど。悩み相談を受けるたびに、「人には人の価値観がある」なんて頭ではわかってるのに——「私ならそんな男とは付き合わない」「私なら即、転職してる」なんて声が、つい心の中で湧き上がる。その場ではにこにこしながら、その声は口に出さず飲み込むけど、波風立てたくなくて黙って帰ると、ぐったりと疲れが残る。 もともと、そういう自分の“性格の悪さ”には、それなりに自覚があった。でも最近は、大切に思っている人の話ですら、どこかで“ジャッジしてる自分”に気づくことが増えてきて