
開発組織のAI活用を推進した3ヶ月間を振り返る
ARANK
2025年に入ってからAIコーディングは一気に実用の域になり、組織としていかにそれらを活用しきるかが大きな課題として立ち上がっている現場も多いのではないかと思います。私も弊社ナレッジワークにて4月〜6月の四半期で開発におけるAI活用の推進担当をやっていました。(プロダクト機能へのAI組み込みではなく開発業務におけるAI活用)旗振り役は初めてでしたが振り返ると一定の手応えも得られた3ヶ月間だったので、どんなことをやってきたかまとめてみようと思います。目標設定AI活用やるぞ!となって、まずやったことは計測可能な目標設定でした。ある意味これが一番難しかったかもしれないです。最終的には生産性を向上したいのですが、元々生産性自体がすごく計測しづらい項目でもありますし、そもそも慣れない道具を使いはじめる時期は一時的に生産性は落ちるものです。なのでそれは次のステップで考えるとして、まず足元では「広い範囲のメンバーに、AIでのコーディングに慣れてもらいたい」と考えました。今となっては思い出すのが難しいですが、これを議論していた3月時点ではまだエージェンティックなAIコーディングの芽は出始めてきたばかりという頃で、業務利用…