
静かに進行するAIコーディング運ゲー化の恐怖
ARANK
対象読者こんな方に読んでもらえると嬉しいです。コード生成を何度もやり直しているエンジニアジュニア層のAI依存に悩んでいるエンジニアAIツール導入したのに開発効率が上がらないと感じている責任者はじめに「The Junior Developer Extinction」(ジュニア開発者の絶滅)というコラムを読んで考えさせられることがあったので、最近の感じているモヤモヤや思考を整理して言語化しました。AIツール大好きな私が最近「あれ?これってちょっとマズい?」と感じていることです。コード生成の待ち時間にお茶でも飲みながら「うちのチームはどうだろう?」と振り返りのきっかけにしていただければ嬉しいです!バイブコーディングという名の「運ゲー」Andrej Karpathy 氏が提唱した「バイブコーディング」。自然言語でやりたいことを伝えて、AIにコードを生成させる手法です。「コードがこんなに簡単に書けるの凄くない!?」と夢中になって試行錯誤し、社内メンバーにも積極的に活用するよう広めていきました。でも、しばらくして気づきました。特にジュニアエンジニアがこれに依存し過ぎて、何度もAIにコードを生成させる「リセマラ」を繰り返している ような使いかたをしている…