3月4日、Googleの公式ブログで「2月に発表した最新のAIニュース(The latest AI news we announced in February)」と題した記事が公開された。この記事では、Googleが2月に発表したAI関連の最新動向と取り組みについて詳しく紹介されている。以下に、その内容を簡潔にまとめて紹介する。
新しいキャリア支援の実験ツールを公開
「Career Dreamer」と呼ばれるAIツールを提供し、ユーザーの経歴やスキル、興味を分析してキャリアの可能性を提示する。Geminiと連携させてカバーレター(外資系や海外の企業へ就職・転職する際に英文履歴書とともに提出する書類の一つ)作成やトレーニングリソースの提案も行う取り組みである。
詳細: https://blog.google/outreach-initiatives/grow-with-google/a-new-experiment-to-help-people-explore-more-career-possibilities/
無料のAIコーディングアシスタントをリリース
「Gemini 2.0 Flash」を活用したAIによるコーディング支援を無料で提供し、開発者が高品質なコードを効率的に作成・レビューできるようにしている。1 か月あたり最大 180,000 件のコード補完と、利用制限がゆるく、ほぼ無料で無制限に利用できる点も大きな特徴だ。
詳細: https://blog.google/technology/developers/gemini-code-assist-free/
Veo 2をYouTube Shortsに導入
テキストプロンプトから背景や動画クリップを生成できる「Dream Screen」機能を通じて、高品質なショート動画を作成可能に。
詳細: https://blog.google/feed/veo-2-dream-screen-youtube-shorts/
モバイル向けGeminiアプリに「Deep Research」を追加
AndroidとiOSの「Gemini」アプリで利用できる「Deep Research」は、多様なリサーチトピックに対して包括的で読みやすいレポートを即時に生成する機能だ。複雑な情報へのアクセスと要約を高速化し、ユーザーの調査負担を軽減する狙いがある。
詳細: https://blog.google/feed/deep-research-gemini-mobile/
科学者向けの新しいAIシステムを公開
「AI co-scientist」と呼ばれるこのシステムは、「Gemini 2.0」のモデルを活用してバイオメディカル分野の仮説や研究計画を提案する。すでに薬剤開発や抗菌薬耐性研究分野でも初期段階の有効性が確認されている。
詳細: https://blog.google/feed/google-research-ai-co-scientist/
Flood Hubの機能強化
水害被害の軽減に向けてAIを活用する「Flood Hub」で、新たに氾濫履歴マップや流域ビューといった高度な機能を提供開始した。救援組織や政府機関への協力体制も強化し、洪水による被害を最小限に抑える取り組みを進めている。
詳細: https://blog.google/technology/ai/advanced-flood-hub-features-for-aid-organizations-and-governments/
AI Action Summitで示されたイノベーションの可能性
2月初旬にパリで開催された「AI Action Summit」(https://blog.google/technology/ai/sundar-pichai-ai-action-summit/)において、CEOのSundar PichaiがAIがもたらすイノベーションの大きさと社会規模での恩恵について言及した。医療、エネルギー、交通、安全対策、科学的発見など幅広い分野で急速な進歩が期待される一方、最善の成果を得るには公的機関や民間セクター、市民社会の協力が不可欠であると強調している。また、「科学の未来に関する政策フレームワーク(https://blog.google/technology/ai/ai-future-of-scientific-leadership/)」や、「女性のがん治療を支援する新たなAI活用の取り組み(https://blog.google/technology/health/google-ai-institute-womens-cancers/)」も併せて発表し、AIを社会全体の利益に結びつける姿勢を示した。
詳細は[The latest AI news we announced in February]を参照していただきたい。